平成21年11月発行第17号

image1 発行第17号

 

こんにちは いつもお世話になっております。

先日、珍しく娘からメールが届きました。誕生日を祝う内容だったのでしが、残念ながら私の年齢を間違えていました。(別にいいけど・・・)

 

 

 

 

◎冗談でしょ・・・!!

先日、京都に行って来ました。

というのは、息子が合唱サークルに入っていて、全国大会に出ることになったのですが、運転手が足りないということで急遽かり出されたのです。

今回は、その日のことをお話します。

当日、待ち合わせ場所についたところ、驚くことを言われたのです。

「細江さん、クチパクでいいから、二人で出てもらえん?」

「えっ? またまたー」

最初は冗談だと思って笑っていたのですが、どうも本気のようです。

えーーーーーー!!!???

私は一度も歌ったことがないのですよー

理由を聞くと、11人以上で参加するというルールなのですが、その内のメンバー2人に急用ができ、時間に遅れるかもしれないというのです。せっかく長い間練習してきたのに、人数が足りなくて棄権したくないので、どうしても出て欲しいとの事。

幸い夜の部なので、その二人も高速バスに乗ればギリギリ間に合いそうなのですが、渋滞にでも巻き込まれたらアウトです。

そんなわけで、曲も知らない、歌詞も知らない、おまけに手話まで有るという曲を2曲、8時間後には全国大会のステージに立って歌わなければならない事になりました・・・(^_^;)

京都見物気分で浮かれていた気持ちは一気に失せ、車中は合唱練習場と化し、トイレ休憩に寄ったサービスエリアでは手話の練習をし、歌を歌えば息子からダメ出しを受け、何度聞いても憶えられない自分に腹を立てながら、悶々とした気持ちのまま会場に到着しました。

全国大会ということなので大きな会場を想像していたのですが、思ったより小さくホッとしたのも束の間、中は満員御礼状態で、素晴らしいハーモニーの団体が次から次とリハーサル室からステージへと上がっていくのを見て、一気に緊張感が高まってきました。

それでも寸暇を惜しんで練習していると、本番10分前というところで、何と遅れていた二人が来てくれたのです。

「よかった間に合って。これでお役ご免だー!」

と、手を取り合って喜んでいると、

「じゃあ、細江さんは後列の右から2番目に立ってくださいね」

と、いつのまにか、完全にメンバーの一員になっているではありませんか。

もう、腹を括るしかありません。

そして、いよいよその時がやってきました。

もちろん、曲も歌詞も手話もうる憶えです。

ステージに立つと、観客全員が私を見ているような気持ちになり緊張感はピークに達しましたが、いざ曲が始まると「なるようになれっ」という開き直りの気持ちも出てきて、思った以上にのびのびと歌うことが出来ました。

(歌詞が分からないところは、ほとんど下を向いていましたが・・・・・。)

合唱コンクールなんて高校以来30年ぶりでしたが、歌い終わった後、皆で「ヤッター」と盛り上がり、とても清々しい気持ちになり、「また、やってみたいな」と思いました。

何と、波瀾万丈の一日であったか・・・。

こうして、京都一日目は無事?終わったのですが、一泊二日の間に印象に残ることがいくつかあったので、次回「京都編 第2回目」と言うことで、引き続き書きたいと思いますので、宜しくお願いします。