2019年4月発行第85号

こんにちは、日中はすっかり春の陽気に

事務所の裏山からはウグイスの鳴声が聞こえてきます。

さて今回のあったか通心はいつもより

特別(?)な大長編です!

 

 

 

 

私には40年以上前からどーしても行ってみたい場所がありました。

それは横浜にある「ドルフィン」

ユーミンの「海を見ていた午後」という曲に出てくるレストランです。

高校時代から聴き続けずっとイメージを膨らませていました。

実は先日東京へ行く用事があったのですが、時間に余裕があったので

思いたって行ってみることに。

青空が広がるなか根岸駅に降り「やっと行けるんだ」

という期待でワクワクしながら、横浜らしい意匠の家が並ぶ町を5分も歩くと

目の前に石段が表れます。

最初のうちは余裕でしたが、九十九折れ状の石段はなかなか先が見えず

「心臓麻痺をおこすのでは?」と、不安を感じながら上ること180と数段・・・

 

 

 

 

やっとの思いで通りに出てカーブを曲がりきったところに

「ドルフィン」の看板が・・・!!やっと着きました(^_^;)

 

中に入ってすぐ右にある階段を上がるとそこには

自動演奏ピアノが奏でるジャズナンバーが静かに響き

海に面した全面ガラス張りの窓から景色が広がるレストランがありました。

 

 

 

4人掛けテーブルが5~6卓あるなか私は入口側の席に案内されました。

他には・・・・・・・隣のテーブルに若いカップル、その隣もカップル

1席空けてカップル、独り客は私だけ!!!ひぃぃぃ

 

食事は「お昼のお勧めコース」のうちからハンバーグセットを頼むことに。

セットドリンクを聞かれたのでもちろん、今回最大の目的である

「ソーダ水ください」と言ったら「ドルフィンソーダですか?」と聞き返され

あっやっぱりみんな注文するんだなぁ!と思いました。

(曲に出てくるシンプルなものではなく特別なメニューみたいです。)

 

 

 

ちなみに私の空想の中の「ドルフィン」

こんな→

イメージだったのですが、実際は思ったよりも海から遠く

マンションも建ち並びイメージ通り・・・とはいかなかったかも(^_^;)。

 

 

しばらくして隣の席にソーダ水が二つ運ばれました。すると

自動ピアノの演奏が止まって代わりに懐かしいイントロが・・・

「海を見ていた午後」です。

まさか、この店でこの曲が聴けるなんて・・・本当に感動しました。

 

 

ん?待てよ、これはもしかして・・・ドルフィンソーダを注文すると

この曲が流れるシステムになっている?

ということは自分の席に来たときも、この曲が流れるということ?

 

 

あわわ、カップルならまだしも昔を懐かしんで

ソーダ水を飲んでいるオッサン一人のために演奏してもらうのはちょっと・・・

いや無茶苦茶恥ずかしいかも!

 

 

 

 

なんてこともありながら美味しいハンバーグを食べて時は流れ・・・

あ、実はソーダの色は私の中で45年間

なぜか青色のイメージだったのですが

実物(?)は緑だったり(青色のお酒はあるみたいですが)

思い出の答え合わせのような体験でした。

あぁ、確かにあの曲に出てくる場所にいるのだなぁと

やっと願いが叶ったのです。ファンの間では聖地ですから

来て良かった!これからも彼女の曲を聴き続けるでしょう